十三参りはきものでお参りしましょう!

十三参りはきものでお参りしましょう!

秋らしく、紅葉もそろそろ見頃をむかえそうな京都です。

観光客もどんどん増えていますね。見頃は来週くらいかな~?

11月は七五三のシーズンです。

七五三の次は?成人式?

その前に、十三参りという節目があります。今回は十三参りについて書かせていただきますね。


そもそも、十三参りとは??

十三参りの由来というのは多々あるようですが、平安時代の始め清和天皇が数え年で13才になったとき、成人の証として京都の法輪寺で法要をされたのが始まり、とも言われています。

ほかにも13才は干支が一回りして最初の厄年の年齢であるからだとか、昔は男女とも13才頃から大人の仲間入りをする年齢だからとか、いろいろあるようです。


十三参りは関西が中心のようですが、筆者の私は滋賀県出身ですが、十三参りはしておりませんし、この仕事をするまで知りませんでした。やはり京都が中心のようです。

京都では嵐山にある法輪寺さんへお参りし、知恵と福徳を授けていただきます。

好きな漢字を一字書いて奉納し、帰りは授かった知恵が戻ってなくならないように、渡月橋を渡るまでは絶対振り返ったらあかん!!らしいです。

現在は関東の方でも行う方が多くなってきたようですね。

とにかく、十三参りは大人に近づくための大切な儀礼なんですね。


いつ行ったらいいの?

多くは4月13日を中心とした前後1か月(3月13日~5月13日)が一般的のようです。

数え年13才、つまり満12才ということは、ちょうど小学校を卒業し、中学校へ入学するころ。

なので、大体は春休み中に行かれる方が多いですね。

以前キモノプロのお客様の中では、ご兄弟がちょうど七五三だったので、それに合わせて11月に十三参りも一緒にされた方もいらっしゃいました。

寺院によっては年中受け付けているところもあるようですので、ご相談されたら良いかと思います。


きものは何を着ればいい?~女の子~

人生の節目は是非ともきものを着ていただきたい!!!キモノプロは洋服よりきものをオススメします☆

女の子の場合は、振袖をお召しになるのが華やかで良いかと思います。

普通の振袖よりは小物が多くなります。

胸元には筥迫(はこせこ)という今でいう化粧ポーチを入れ、扇子を帯にさします。

帯の下にはかかえ帯というものを巻きます。

そして13才は今ではまだ子どものくくりに入りますので、肩上げ(かたあげ)といいまして、きものの肩のところで上げをして、本人の寸法に合うように直します。それ以外は大人が着る振袖と変わりません。

ちなみに肩上げは子どもがすることですので、大人はしません。ちなみのちなみに舞妓さんは子どもなので肩上げしてらっしゃいますよ~。


12才はまだ子どもなので、十三参り用の振袖という大人のものよりは小さめに仕立てた振袖がございます。ただ、最近の現代っ子は背の高い子も多いので、大人ぐらい背の高い子なら大人用の振袖で問題ございません。


きものは何を着ればいい?~男の子~

男性の着物は着流し(きながし)というきものに帯を締めたスタイルと、きものに袴を合わせた袴スタイルがあります。

女性と違い、男性は袴をつけるだけで正装になります。簡単でいいですね!

なので、十三参りの時の男の子は袴スタイルでいきましょう。

伝統的なものとしては最礼装の黒紋付(黒地のきものに五つ紋がついたもの)に袴を合わせますが、最近は色物や柄物も増えてきています。

女の子と同じく、男の子も肩上げをしますし小柄な方は十三参り用のきものと袴でいかれるといいでしょう。大人ほど背の高い方だったら大人もので大丈夫です。


男の子も女の子も、自分の好きなものを選んでくださいね。


お母さんもきもので!

お子様だけでなく、せっかくならお母さんもきものを着てみませんか?

十三参りには訪問着が華やかでぴったり。

お母さんだけでなく、おばあちゃんも訪問着でOK。

お父さんやおじいちゃんは正装がよいなら袴姿、カジュアルな感じでよければ着流しでもよいと思いますよ。


ご注文の際、お願いしたいこと

キモノプロで十三参りのきものをレンタルされる場合、肩上げという寸法直しもさせていただきますので、ご本人様の裄丈(ゆきたけ 肩から腕にかけての長さ)を測ってご連絡ください。

「うちの子、普通よりも小柄なのよね・・・」

「うちの子はけっこう大きいのよ~大丈夫かしら・・・」

なんてことなど、わからないことや不安なことがございましたら、いつでもご連絡ください!

宅配のレンタルだけでなく、キモノプロの店舗での着付けや写真撮影も可能です!


十三参りは大人になるための大切な節目。

是非ご家族の皆様でお祝いなさってください。




お問い合わせ・ご相談はお電話やメールで受け付けております。

TEL:075-353-8800

メール:kimono@kimono-ito.com

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