お嬢様やご子息様の結婚式が決まり、挙式日を待つお母様方、当日に着ていかれる衣装はお決まりでしょうか?
結婚式の母親のお立場ですと多くの方が黒留袖を選ばれると思います。
ですが結婚式に黒留袖を着用されると決めたお母様方はご自身の黒留袖をおもちでしょうか?
少し前まではお嫁入りのときに着物を誂ていましたが、最近ではお持ちでない方や誂たけれど色柄がお若い方向けすぎたり、サイズが合わなくなっていたという方もいらっしゃいます。
また、どんな色柄が母親の装いとして相応しいかなど悩まれる方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな皆さまに黒留袖の選び方を紹介いたします!
留袖の柄について
まずは色柄ですが、基本的にはこれといった決まりはありません。
お祝い事で着る黒留袖ですので吉祥文様が描かれているものが多いです。
三十年ほど前ですと古典柄で朱赤の色が多く使われており、お嫁入りのときに誂た黒留袖をいざ結婚式に着るときに若すぎるかも・・といわれる要因の一つかと思います。
古典柄は柄自体に変わりはないですが、デザインの仕方や色味は時代と共に変わっていっています。
最近では花柄主体のものや、洋風のデザインもあり華やかです。
母親というお立場ですと華やかなお柄をと聞くことがあるかと思いますが、 好きな柄の着物を着ると当日の気分も上がりますし、好みで選んで頂くことがほとんどです。
昔からある古典柄やモダンテイストのもの、チャペルに合うような洋風などと柄だけでもたくさんあり、京友禅・加賀友禅・総刺繍などど技法が違えば仕上がりの印象は全く異なるものですので選択肢がたくさんあります。
まずは色々と見比べてみて好みの柄を見つけてみてください。
悩まれるときはお店のスタッフに相談して好みのものを見つけましょう!
なにか注意することはありますか?というのでしたら、カキツバタだけが描かれている、などの季節が限定されたものを他の季節で使うことは避けた方が宜しいかもしれません。
留袖のサイズについて
着物には洋服ほどサイズに厳しくありませんが、美しい着姿を目指すのでしたらご自身にあったサイズのものが一番です。
購入し、お仕立てされるのでしたら問題はありませんが、ご親戚から借りられたりレンタルされるのでしたら不恰好にならないサイズかを見ておきましょう。
基本的には身丈と裄と身幅があえばOKです。
身丈は身長で、裄は腕の長さで、身幅はヒップやお腹まわりにより変わります。
一番いいのは実際に着物を試着することですが、ネットレンタルなど実物がない場合は寸法表を見たりお下見できる店もあるのでお店の方に確認してみてください。
着物に詳しい知人が周りにいない!という方は着用される前に着付されるお店で確認されるのが良いかもしれません。
家紋について
黒留袖は背中・両袖後・両前胸の五つの場所にご自身の家紋を入れるのが正式です。
また女紋という祖母から母へ、母から娘へと女性のみで継いでいく紋があり、この紋がある家や地域では黒留袖に使用することもあります。
ご自身の家に家紋が無い場合や知らない場合には”通紋” という江戸時代から庶民にも家紋が使われるようになり、一族や個人で独占できなくなった家紋を使います。
その中でも桐の紋を入れることがあり、これがレンタルでよく「五三の桐」の紋が入っている理由でもあります。
レンタルの黒留袖を使用されるときに家紋が違うことが気になる方は、張り紋をしてはいかがでしょうか?
張り紋は、布地でシール状になっていて、紋の上に重ねて使います。
紋鑑に載ってないような特殊な紋は張り紋として作るのに時間がかかることがあるので早めに用意した方がいいでしょう。
黒留袖を用意する方法
いくつかに分けてご紹介します。
1、お手持ちの黒留袖を着る
(お嫁入りで誂えたり、お母様から譲り受けたなどのお手元にある黒留袖を着用する)
手元にあるものですので使用後の洗いの料金以外費用がかかりません。
ただし、しばらく使っていない着物は裏地が変色していることがあります。
また仕立てた当時の体型と現在の体型に違いがある場合や譲り受けた方と体型が異なる場合は注意が必要です。
結婚式当日より前に一度着てみましょう。
2、ご親戚やご友人から借りる
(お知り合いから黒留袖や小物を借りる)
レンタル業者などに不安がある場合は知り合いから借りる方が安心ですが、1で説明したようにサイズが合わない場合があるので気をつけましょう。
着用時に汚れがつかないかを気にしたり、借りた後のお礼の用意など気づかいが必要になります。
3、ご購入
(呉服屋などで反物から選んで購入する)
好きな色柄が選べ、サイズがピッタリのものを着用できます。
料金が一番かかり、お仕立ては数か月という時間が必要です。
今後、何度も結婚式に出席される予定がある場合は良いかもしれません。
一度着た後に結婚式があまりない場合は、箪笥の肥やしとなってしまうかもしれないので、その後どうするか購入前に考えておきましょう。
4、レンタル
(式場やネットから黒留袖を借りる)
物により品質は変わりますが、購入より費用が抑えられ、好みの色柄が選べます。
直接配送サービスがあるため、会場への持込みの手間がかからず、着用後の洗い出しや小物の手入れなどの負担が少なくなります。
細かいサイズの合わなさや、好みの色柄とサイズがあっていない場合や、ネットですと実物を見ていないという不安があります。
以前はご購入もおすすめしておりましたが、着物を着なくなってきたこの時代、メンテナンスの場所も少なくなってきております。これだけインターネットが普及した世の中では、一番おすすめの選び方は4のレンタルです。
ネットレンタルしたいけれどで実物を見ないと不安という方は、お下見できるショップを探してみてください。ちなみに、弊社ではご来店下見はもちろん、下見配送などのサービスもしております。
お下見では、きものに慣れたスタッフと一緒に、お客様に最適のサイズや柄などを体験することができます。
また、レンタルで一番楽な点は、ご自身で用意する手間がかからず、メンテナンスもいらない点でございます。
などと信頼できるレンタルショップに出逢えればいいことが多いです。
結婚式場提携のレンタルショップ以外にも、ネットでのレンタルも品揃えが多いので気になった方は一度検索してみると選択肢が広がりますよ。
もしよろしければ、弊社「キモノプロ」も検索してみてください。
あくまでご自身のニーズに合った選び方が一番ですが、ご参考になれば嬉しいです。