どの様なお立場の方が訪問着を着用して出席されるのでしょうか?
みなさまこんにちは!
今回は披露宴参列の際に訪問着をされる方はどの様な立場なのか?
またどんなシチュエーションで着るのが良いのか?
などについて説明していきたいと思います!
①ご姉妹として着用される場合
新郎・新婦のご姉妹のお立場で着用される場合
年齢に縛りはなく、ご姉妹として出席される場合に未婚の方にご着用をおすすめしております。
お若くいらした場合や未婚で華やかな物をお召しになりたい場合などには振袖をおすすめしておりますが落ち着いた雰囲気でご着用されたい場合や、年齢などを考慮されたい場合などは訪問着をおすすめしております。
②ご友人として着用される場合
ご友人として参列される場合は既婚・未婚問わずにご着用頂けます。
もちろん未婚の場合は振袖を着ていただいても全く問題ありません。
既婚の場合は基本的に振袖は着用しないので訪問着をおすすめしております。
訪問着は色や柄も豊富なので年齢やお好み、立場やシチュエーションでお選びいただいたら良いかと思います。
③叔母・親戚として着用される場合
叔母・親戚として参列される場合も既婚・未婚は問いませんがどちらかというと未婚の方におすすめしております。
既婚の方には黒留袖や色留袖の方をおすすめしております。
なぜかというと紋が入っている分、格も上がりますし、何より黒留袖は既婚女性の第一礼装で、色留袖は準礼装にあたるので甥や姪の良き日に格式高い衣装で花を添えられるからです。
一方、訪問着も色や柄で落ち着いた雰囲気や品の良さ、華やかさも演出できますので式の雰囲気や会場の格式などを考慮されたら良いかと思います。
④親御さんのお知り合い・会社の同僚・部下・上司などとして着用される場合
最近お問い合わせでもよくお聞きするのですが親御さんのお友達で出席される場合です。
この場合も訪問着をおすすめしております。
そして会社の同僚・部下・上司として出席される場合でも訪問着をおすすめしております。
ただ会社の上司の立場で主賓であったり、ご自身の旦那さんと夫婦で主賓として招待されている場合などは色留袖を着られたら良いかと思います。
会場によっておすすめしたい訪問着の種類について
式場と言ってもホテル・神社・教会など様々です。
季節や時期によって着用される種類があります。
時期については3種類分類されます。
袷(あわせ)表地に裏地もついたもの・・・10月〜5月
単衣(ひとえ)袷と同じ生地で表地だけのもの・・・6月と9月
絽(ろ)横の織り目が一段ずつ透け感のある生地で表地だけのもの・・・7月と8月
これらを踏まえた上で説明していきたいと思います。
①ホテル
ホテルの場合、基本的には季節に合った物をお召しいただくのが通常です。そしてもう一つがホテル内で式・披露宴などが完結する場合、空調が安定しておりますので一年を通して袷(あわせ)と呼ばれる本来10月から5月まで着用されている冬物の訪問着もご着用頂けます。
なぜ袷を夏場に?と思われるかもしれませんがお写真などを撮った際に絽に比べると袷や単衣の方が重厚感のある写りになるからです。
近年新郎・新婦様のお母様が袷を着られることも少なくないので、そこを気にされる方は袷を着られても大丈夫ですよ♪ということです。
ですので単衣や絽を着用する時期でも空調が安定していたら袷もご着用いただけると案内しております。
もちろん時期に沿ったものをご着用いただくことが、オシャレなことなので、おすすめではあります。夏の絽の生地は涼しげでゲストの皆様に涼感をあたえることが出来ますので、個人的にはお薦めしたいです。
②神社
神社での参列の場合は季節に合ったものをお召しいただくことをおすすめしております。
なぜかというと外であったり室内でも空調が安定してるかというとそうでない場合もあるからです。
特に着物は柄であったり、着る種類は先取りがおしゃれということもあり先ほど書いた時期の20日すぎ〜月末なんかはその先の種類を着用されるといいと思います。
最近温暖化の影響で圧倒的に暖かい日が長くなっているので6月の終わり頃は絽を着られた方が多少快適に過ごせるのではないかと思います。
どうしても悩むような場合などがございましたらお電話などにてご相談ください!
③教会
教会での場合も神社に準じます。
教会の中にいる間は空調も効いていると思います。
しかし、教会にもよりますが、だいたい退場された後式場から出てくる新郎・新婦様をフラワーシャワーなどで外で迎えることが多いのではないかと思います。そのため夏場はやはり季節にあった物をお召しいただくと多少快適だと思います。
いずれにせよ時期にあった物をお召しいただくことに越したことはないですが、イレギュラーの場合もご理解の上ご着用いただくことが可能だということを覚えておくといいかもしれません。
色柄について
ひとえに訪問着と言いましても様々な色柄があり、どの様な訪問着が出席するにあたってふさわしいのか迷われるところではないでしょうか?
大前提としてお祝いの席にお呼ばれしているので、その場に華を添える様な訪問着での出席が好ましいと思います。
誰よりも目立ってしまう華やかすぎるものや粋すぎる濃い色目のものは避けたほうが良いですね。
明るい色目のものをお召しいただくと良いかと思います。
先ほど会場別の説明でホテルでは袷を一年を通してご着用いただけると書きましたが、柄によってはおすすめしない場合があります。
それはその季節にしか咲かない花や木のみが描かれているものを時期外れで着用することです。
例えば梅のみが描かれている柄の訪問着だとしたら梅の開花時期は1月〜3月頭なので、それ以外の時期に着用するのは季節外れになるのでおすすめはしません。
しかし梅といっても松竹梅柄や四季の花々が一緒に描かれている場合は、どの季節にご着用いただいても問題はありません。
逆にいうとその季節のものだけが描かれた訪問着をシーズン、もしくは少し先取りでご着用いただくのはとってもおしゃれなので、季節がばっちり合っている場合はぜひ選んでみてくださいね!
さて、ここまで訪問着について説明してまいりましたがいかがでしたでしょうか?
少しは訪問着選びの参考になったら幸いです。
イレギュラーな場合やわからないことがございましたらお気軽にお電話ください!年間2000件のフォーマルレンタルを行っている弊社には、様々なパターンの訪問着レンタルについて経験しております。
また、とっても悩まれる場合は、当店のコンシェルジュがお答えいたします!ちなみに、レンタル商品の中に気に入った衣裳がない場合は、ご購入やオーダーレンタルなどの方法もございます。
皆さまが、訪問着などの着物をきて結婚式に出席されるお手伝いができればと思います。
それでは、今後も随時更新してまいりますのでお楽しみに(′▽`)