着物の紋の数話

着物の紋の数話

着物は紋の数で格が変わります。

これはちょっと確認しておかないと、あれ?とわからなくなるかもしれませんね。

(※紋は描く技法や表現方法でも格が変わります。)

入れる場所は決まっています。

  • 前紋…前側 胸より少し上の左右。
  • 背紋…背中側 背中心の衿付けの約5.7cm下
  • 袖紋…背中側 袖の肩山から約7.5cm下がった左右の袖。

入れる数によって呼び名と格が違います。

  • 五つ紋…前紋、背紋、袖紋のすべてが入って、一番格が高い。

留袖・男性用の紋付き・喪服の第一礼装に利用されます。

  • 三つ紋…背紋、左右の袖紋、3つの紋が入ります。

訪問着・付け下げ・色無地などの略礼装に利用されます。

  • 一つ紋…背紋のみに1つの紋が入ります。

訪問着・付け下げ・色無地などの略礼装に利用されます。

 

着物は紋だけではなくて、柄にも格がありますので、

訪問着や江戸小紋の場合は古典的で格調の高い模様なら

紋付きにふさわしい格があり略礼装とし着られます。

 

格式のある場所や場面で、格に配慮して装いを整えられたら、

自信をもって優雅な一日を過ごせますね~

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