きものの文様(もんよう)の話 「鳳凰」「おしどり」の柄
鳳凰文【ほうおうもん】
古く中国では龍(りゅう)、麒麟(きりん)、亀、鳳凰(ほうおう)を
めでたいときに現れる天の使い「四瑞(しずい)」と呼び、尊ばれました。
鳳凰は想像上の瑞鳥で、名君が出て天下太平の時に現れると言い伝えがあります。
鶏のようなとさかと、五色の羽と長い尾が特徴的な文様です。
正倉院の宝物にも多く見られ、飛鳥・奈良時代の特徴でもあります。
現代でもおめでたい文様として黒留袖や帯に現されています。
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やわらかさと華やかさを現代風なパステル調の色彩で表現している
黒留袖です。小花や鳳凰をやさしく表現しています。
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金駒刺繍の鳳凰と洋花が描かれたチャペルウエディング向きの黒留袖です。
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チャペルから本格的なホテル、神社まで様々なシチュエーションでご利用いただきたい黒留袖です。
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桐竹鳳凰文【きりたけほうおうもん】
鳳凰は桐の木に住み、竹の実を食べるとされる中国の伝説から
桐、竹、鳳凰を組み合わせた文様のこと
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ピンク色 桐竹鳳凰柄
鴛鴦文【おしどりもん】
鴛鴦が仲むつまじいことから、愛の象徴とされ、姿や羽の美しさからも吉祥文様として
正装用の着物や帯に使われています。
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加賀友禅風の色使いで、やさしい雰囲気を醸し出しております。
●鳳凰と聞くだけで豪華なイメージで、おめでたい華やかな柄ですね。
オシドリも配色のきれいな美しさと睦まじい優しさを感じます。
帯の柄の中に隠れていることもあるので探してみるのも面白いです。