「この世界の片隅に」を観て  その3

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人間にとって一番大切なのは「命」だ!

私が行うセミナーでは、冒頭にいつも話すのが

人間にとって一番大切なのは「命」だ!!
ということを常々言っております。

そして、その与えられた「命」を大切に「どう?」生きるか?
悔いのない人生にするために、いかに誇りを持っていきていくか?等
私自身の問いかけでもあります。

私たち60歳過ぎの人間が若い世代に何を伝えなければならないか?
「平和を愛する心をいつもまでも持ち続けてほしいと常々願っております。」

ということもあって、映画「この世界の片隅に」を社員全員で見に行ってまいりました。

その映画を見てのスタッフの感想を載せさせて頂きます。

舞台は、昭和20年、広島・呉。
ネタバレがあるかもしれませんので、
まだご覧になっていない方、こらからご覧になる予定の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな映画か何も知らずに見たので、はじめのほのぼのとした絵のタッチや語り口からは戦時中の話だとは想像もしていませんでした。

主人公、すずの絵を通して言葉に表せない心情が描かれているのが印象的でした。

どこにでもいる一人の女性が主人公だからこそ、戦時中の暮らしや生き方が見えてきました。
本当に今と時代が違うのだなと思いました。

お嫁入りしてから、早朝の水くみ、料理、手での洗濯に掃除、配給の受け取りや町内での当番など多くの事をこなしていくのは驚きでした。
昔の人は働き者ですね。

日々を通して義父母やお義姉さん、そして夫と通じ合い、家族の絆ができていく中で、配給が少なくなっていき、軍艦が増え、空襲が日常になっていく。戦争がどんどん人々を追い詰めていくのを感じました。

夫が軍へ行き、はるみちゃんを亡くし、絵を描く右手を失い、原爆で家族と故郷をなくす。
大切なものを多く失う中で北条の家族と支え合い、近隣の人々と助け合いながら生きていく。
自分自身と向き合っていくすずの姿は、人間手こんなにたくましく強いのだなと感じ、今のつながりの少なくなった日本の中にほしいものだなと思います。

多くの人に見てほしい映画だと思います。

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